訪問看護師になるには

訪問看護師になるには病棟臨床経験があった方が望ましい

医療福祉の分野でどんどん必要とされているのが訪問看護師の仕事です。在宅でくらす長期療養者が増えれば増えるほど、訪問看護師の需要もあがっていきます。そのため看護師の新しい働き方として訪問看護師が注目されつつあるのです。では実際に仕事につくにはどうしたらいいのでしょうか。

訪問看護師になるには、現在のところ訪問看護ステーションに所属して、そこから利用者さんの自宅へ派遣されるという形態になります。訪問看護ステーションは病院の中に設けられている事もありますし、民間企業が運営している場合もあります。どちらも利用者さんの自宅で、あらかじめ医師から指示された医療行為、ケアをおこなう点では同じです。

訪問看護の場合は、特別に難しい手技が必要な場面はほとんどありません。ですから、看護師の資格以外のものは基本的には不要なのです。やる気さえあるのならば、新卒の看護師でもやれないことはないのです。

しかしほとんどの訪問看護ステーションでは、実務経験3~5年の看護師を求人対象としています。なぜでしょう。

ひとつには、訪問看護師の仕事に利用者さんの全身状態の観察も含まれるためです。これは一定期間以上の臨床経験のある看護師なら問題なくクリアできるスキルですが、新卒では臨床経験が足りずに利用者さんの出しているサインに気がつかないことがあるかもしれません。看護師の見落としが急変につながることも十分考えられます。利用者さんの異常に素早く対応するためにも、ある程度の病棟臨床経験があった方がいいでしょう。訪問看護師は現場に1人でいくので急変時にはかかりつけ医に連絡をし、場合によってはエンゼルケアまでおこなわなくてはなりません。

ですから看護師免許以外のものはいらないと言いながらも、実際には病棟での勤務が最低3年以上ある看護師が求められます。できれば内科臨床を経験していて、それ以外にも消化器内科、循環器、呼吸器内科などの経験があれば言うことはありません。

それでは新卒の求人はまったくないのかというと、そんなこともありません。民間企業の訪問看護ステーションでは病棟経験のない新卒看護師も採用しています。その場合は入職後に先輩看護師(フォローナース)についてしっかり実務を学んでから単独業務にはいることになります。

訪問看護師になるには、なによりも利用者さんと自宅の状況に柔軟に対応できる能力が必要です。それぞれの利用者さんと長期間にわたりじっくりとつきあい、適正な情報と医療ケアを提供して、利用者さんと家族が在宅で安心して療養ができるようにサポートするのが訪問看護師に求められる仕事なのです。

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