訪問看護認定看護師とは 前編


訪問看護認定看護師とは
(日本看護協会より一部引用/http://nintei.nurse.or.jp/

1)概論

認定看護師[Certified Nurse]とは、「日本看護協会認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識とを有することが認められたもの」と、日本看護協会によって定められています。その特定看護分野21分野のうちの一つが訪問看護[Visiting Nursing]です。2006年に認定を開始され、2014年6月時点で373名の登録者がいます。

また、この試験を受けられる受験資格は、(1)日本国の看護師免許を有する者、(2)看護師免許取得後の実務経験通算5年以上、うち3年以上の在宅ケア領域での看護実務経験を有する者、(3)医療処置及び管理を要する療養者の訪問看護を5例以上担当した経験を有する者、これら3要件をすべて満たしていることです。

この他に、(4)現在、在宅ケアに携っており、(5)都道府県看護協会等で実施している一定の養成講座や研修を修了した者が望ましいとされています。

2)認定訪問看護師の役割とは

この認定看護師に求められる役割は、(1)特定の分野において、個人・家族または集団に対して、熟練した技術を用いて水準の高い看護を実践する(実践)、(2)特定の分野において、実践を通して他の職者に対し指導を行う(指導)、(3)特定の分野において、職者に対しコンサルテーションを行う(相談)です。

訪問看護認定看護師には、これらの「実践・指導・相談」を通して、在宅療養者の地域生活を支える看護実践の指導者として、在宅ケアの質を向上させるための在宅看護技術の提供と管理をすることが重要な役割となります。

昨今、多くの病院、特に急性期病院では、在院日数の短縮が進んでいます。それに伴って、入院患者の退院調整は、より早期から必要とされるようになりました。

しかし、その背景にある医療政策について、詳しくは知らないという患者は多くおり、自宅療養に向けた退院調整の中には、「病院の都合で退院させられた」という不満を抱いてしまう場合も少なからず見受けられます。そのため、退院後の生活について、患者が充分に理解して具体的にイメージしてもらえなければなりません。

また、急性期から回復期へ、回復期から維持期へと進んでいく際に、ケアの場所や職者が変わることで 情報の受け渡しが不十分になることが問題視されています。そのようなつなぎ目のない、“シームレスケア”の提供が求められているという医療的観点からも、病院と地域の看護をつなぐ役割が重要となります。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る