訪問看護認定看護師とは 後編


3) 必要とされていること

まず、訪問看護師は、看護の場面でのアセスメントや看護技術が、各々の経験に基づくところが多いです。そのため、訪問看護認定看護師は、訪問看護の質の向上を目標として、訪問看護師の中心となり、看護技術や研修等を実施して、各々の訪問看護師のスキルアップを目指すことが大切です。

さらに、訪問看護は、訪問看護師一人の判断と、つねにフィジカルアセスメントが求められます。限られた時間のなかで正常・異常、緊急性の有無を判断し、医師に的確に情報提供して診療につなげます。そのためには、基本的な技術はもとより、コミュニケーションスキルと利用者の生活背景も考慮したうえでのアセスメント能力が必要です。

続いて、在宅ターミナルケアを希望される患者・家族場面も増えてきているため、他職種と連携し、ケアマネージャー、介護士、薬剤師等、ケアの提供する役割分担を提案する等、訪問看護認定看護師は在宅ケアチームにおいてリーダーシップをとらなければなりません。

さらに、家族の思いを聴いてアセスメントしながら、今ある家族の力を引き出し、適度な負担で実践できる個別的なケアを提供することが求められます。

4)おわりに

訪問看護認定看護師を目指す看護師の多くは、訪問看護において多くの経験を積み、様々な事例と向き合い、より良い看護を提供するために日々悩みながら取り組んでいます。

そして、資格取得のために約半年以上の教育課程を経て認定看護師となった後、5年ごとの活動報告によると、その得た知識や経験をどのように生かすかを悩みながら活動しているそうです。

訪問看護の分野は認定が開始されてから10年程の比較的新しい資格であり、昨今は地域に根差した医療を目指す動向であることから、今後より一層活動の場と役割が広がることが期待されています。

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